そんな時、研修の仕事を通じて知ったのがコーチング。そこでコーチングのセッションを受けることになりました。

　“コーチは私以上に、私がよりよく生きる可能性を心から信じてくれている”

そのことを何度も体験しました。涙が止まりませんでした。ぎゅっと固まっていた心に灯がともったのを感じました。その時受けた衝撃から、今度は自分自身がコーチになって、人がよりよく生きることをサポートしたいと新たな目標
が立ち、コーチングを学び始めました。
CTIジャパンというアメリカ母体の研修機関で、コ―アクティブ・コーチングというスタイルを学びました。
その研修で、CTI の創設メンバーの一人であるフィル・サンダールのリードを受けていた私は、

　『You are a natural coach.』(君は生まれついてのコーチだ。)

という評価をもらいました。
そこで得た自己肯定感、自信によって、企業経験で培った人間関係構築力を海外でも試してみたいという意欲が
芽生え、長年勤めた会社を退職して、カナダに渡りました。現地カレッジにてホスピタリティ(心からのおもてなし)
を学び、ホテル、カフェ、レストラン、留学センター、医療通訳等の仕事を通して実践してきました。
そこで、国籍を問わず信頼関係を築く力を徐々に身に付けてきました。

今、改めて以前に受けた衝撃、“コーチは私以上に、私がよりよく生きる可能性を心から信じてくれている”を
思い起こして、私の人生に転機を与えてくれたコーチングを人生をかけて、まずは日本人の方々に深めていきたい
という意欲をあらたにしています。